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硬い歯が虫歯にななるにはさまざまな要因が重なりあっています。むし歯について科学します。
一般に大人の永久歯は乳歯に比べて丈夫で、とくに歯の表面の硬いエナメル質は乳歯の倍ほどの厚さで石灰化が強く、さまざまな外界の刺激に抵抗できるようになってます。齲蝕(うしょく⁼むし歯)の進行も乳歯ほど早くありません。むし歯の仕組みを知り、日ごろのケアによって大切な歯をむし歯から守りましょう。
上記の症状が単独、または複数で現れます。
う蝕所症第1度(エナメル質う蝕)、第2度(象牙質う蝕)では、甘い食べ物を噛んだ時に痛みがあり、冷水痛があります。
第3度(歯髄に炎症がおよんでいる)では、冷水痛、温水痛に加えて自発痛があり、ときには咬合時痛も出る場合があります。
歯髄がなく、歯根の先端部周囲組織に炎症がある第4度の場合(歯根のみの状態を含む)では、冷水痛、温水痛がなく、咬合時や咀嚼時に痛みが出てきたり、自発痛を伴い、腫れることまります。
う蝕は、ミュータンス菌などのむし歯の原因菌が飲食物に含まれる糖質を使って酸を作り出し、時間の経過とともにその酸が歯のエナメル質を溶かしてしまうところから始まります。つまり、①歯+②糖質+③虫歯菌+④時間⁼虫歯の発生という図式で逆に言えばそのどれ一つ欠けてもむし歯には至らないという事になります。
食べ物のカスがたまってできるプラーク(歯垢⁼しこう)中にミュータンス菌などのむし歯の原因菌となる細菌が住み着き、それらが作り出す酸によって虫歯が始まります。
虫歯予防には、適正な歯みがき(ブラッシング)によってこのプラークを取り除いてあげることが何よりも大切です。
それだけでなく飲食の回数にも関係があります。食後、お口の中のPH(ペーハー)は酸性になり脱灰が始まりますが、唾液の働きにより徐々に元に戻り、再石灰化され、溶け出した歯の表面が再びカルシウムなどの定着によって修復されます。飲食回数が増えると、脱灰の時間は長く、再石灰化の時間は短くなり、虫歯になりやすくなります。
●寝る前の飲食 ●砂糖の入ったジュースや飴 ●過度の間食
などは特に注意して下さい。また子どものおやつの時間も時間を決めてあげるようにすることが望ましいです。
原因がう蝕とは関係ないものでは、象牙質知覚過敏症があります。冷たい水や冷たい風にだけ凍み、自派痛はありません。歯ぎしりや食いしばり、強いブラッシングによる歯肉の後退などが原因です。この場合も歯科医院での治療を受ける事をお勧めします。
むし歯でお困りの方、ご心配事がある方、ぜひ一度、なおとデンタルオフィス(石神井)までお越しください。